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大学時代、心理学を専攻していた高松功輔は、就職先を探す際、サービス業を志望していた。色々な人と接することのできる仕事であれば、心理学の知識が役に立つと思ったからだ。その結果、選んだのは、大手呉服チェーンの販売員だった。
そこでは数十万円する着物を主に扱う。そのため売ることは困難を極めた。
「デパートにテナントとして入っている店に配属されたのですが、店内に足を踏み入れるお客様がほとんどいないんです。皆さん素通りしていく。そのなかで、いかにお客様に声をかけ、商品の魅力を伝えていき、最終的に購入してもらうか。コツがつかめないうちは、本当に苦労しました」
そのコツがつかめたとき、高松は"売ることの楽しさ"を覚えるようになる。
「お客様にあったセールストークというものがあるんですね。それをつかみ、お客様の需要喚起に成功し、最終的に『買ってよかった』と喜んでもらうことが増えていくと、この仕事にやりがいを感じるようになりました」
そんな最中だった。突然、会社が倒産した――。
「正直、びっくりしましたね。でも、お客様対応に追われ、感傷に浸る暇もありませんでした」
倒産後、2ヵ月が経った頃、ようやく高松は"次"を具体的に考えるようになった。目をつけたのはITだった。なぜ、その選択をしたのか。
「呉服屋時代に、それまで紙ベースだった売上管理表などを、私が自主的にエクセルなどを使いデータベース化したんです。そしたら、皆に『便利になった』と喜ばれた。そのとき、パソコンなどを使って、人のためになるものを作り上げる楽しさを知った。その経験がすごく印象に残っていたので、ITという選択につながりました」
転職先を探すうえで、必須条件としたのは「未経験歓迎」の文字。その中で光った存在がクロス・ヘッドだった。
「未経験歓迎という企業は多くあります。でも『実際にどんなフォローをしてくれるのか』という視点で見ると、具体性のある企業は皆無に等しかった。その点、クロス・ヘッドは、研修制度など具体的に『何をしてくれるのか』がわかりました。それが決め手になりました」
2006年12月、高松の新たな一歩が始まった――。
高松 功輔 先輩からのメッセージ
入社後1ヵ月間の基礎研修では「復習」に力を注ぎました。例えば、1日目の研修が終われば、その日のうちに復習をし、さらに2日目の研修では、1日目と2日目の復習をしていました。20日目になると、20日分の復習をするわけです。もちろん、大変でしたけど、すべては自分自身のためです。これにより、知識の習得はかなりできたと思います。
研修後は、データセンターでシステム運用に関わる仕事に就きました。不正アクセスを防止する製品などの運用・提案・構築が主な仕事です。正直、最初はわからない言葉ばかりが飛び交い、戸惑いましたが、そうした言葉を聞き逃さず書き出し、あとで調べて理解を深めるように努めました。
前の仕事での経験ですか? とても役立っていますよ。例えば、製品を提案するときには、お客様との対話を通じて、何を望んでいるかのニーズをつかむ必要があります。その意味で、販売員時代に培ったスキルは、大きな武器になっています。
取材日: 2009年03月







